「告白」
「告白」
レンタルして拝見。
評判通りに面白かった。
感想はあんまないけど、ラストの「なーんてね。」が良かった。
このラストの「なーんてね」という台詞が
少しわかりにくかったので考察とか。
「なーんてね。」は修哉の口癖なので、それに対する
最大の皮肉という意味が1つにあるんだろう。
ただ、真意として「なーんてね。」は何に対しての言葉なのか。
見ててパッと思ったのは
・研究室爆破が嘘である。
・「ここから、あなたの更正の第一歩が始まるんです。」という言葉が嘘。
・上記両方。
少し、迷ったけど個人的には
「ここから、あなたの更正の第一歩が始まるんです。」という言葉
に対しての「なーんてね。」であり、研究室はちゃんと爆破されてる。
研究室を爆破したとすれば、復讐の為に関係のない人間を巻き込んだ
ことになり森口自身の「なぜ関係ない人が犠牲になるんです?」
という台詞に矛盾しているという見方はあるけど、直接森口が手を
下したわけではないにしろこの一件において既に犠牲者がでており、
この台詞はとっくに矛盾している。間接的にしろ復讐の為に犠牲を
だしている時点で森口が教育者である境界は越えてしまっている。
「私にも聴こえましたよ、大切なものが消える音が、
パチンじゃなく、ドッカーンって。」
という森口の台詞。
これは、研究室が爆発し修哉の母の命が消える音であると同時に、
復讐の為に直接、自身の手で関係のない人間を犠牲にして
しまったことで完全に復讐鬼に成り果て、教育者としての自分が
消え去る音だとみることができる。
そう考えると「なーんてね。」は
「なぜ関係ない人が犠牲になるんです?」
「あなたがスイッチを押さないことを祈っていました。」
「ここから、あなたの更正の第一歩が始まるんです。」といった
教育者ぶった台詞全てに対してかけられているんじゃないだろうか。
まあ、だた研究室の爆破の真偽については、爆破されてないという
見方も十分できるけど。
あと、「なーんてね」は視聴者のミスリードを誘う意図もあるんだろう。
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