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オレの考えたオレが見たい『名探偵コナン スペシャル』

2014年12月26日放送の『名探偵コナンTVスペシャル-江戸川コナン失踪事件-』を見て、オレもコナンスペシャルの脚本というか原案というか構想を書きたくなったんで書いてみた。

2次創作ですね、はい。


[概要・世界観・設定]
・主人公はパラレルワールドの毛利小五郎(声:神谷明)。
・パラレルワールドでは普通に年月が経っており、アニメの世界から10年後の2006年。
・パラレルワールドでは小五郎の周りで殺人事件など凶悪事件は一度も起こっていない。
・新一と蘭は結婚していてコナンという子供がいる(小学1年生でメガネはかけてない)。
・基本的に小五郎の視点で話は進む。
・パラレルワールドの小五郎(声:神谷明)がアニメの世界の小五郎(声:小山力也)と入れ替わるという話。

『』は小五郎のモノローグ
「」は台詞

[ストーリースタート]

-事務所で日曜の昼間からビールを飲みながら競馬中継を見てるパラレルワールドの小五郎。-

小五郎:『オレは、毛利小五郎、探偵だ。探偵といってもドラマに出てくる殺人事件や凶悪事件には一度もお目にかかったことはない。人探しに、浮気・不倫調査。あげくの果てにペット探しなんてなもんだ。いや、この不景気、それでも仕事があればいい方だ。ほんとに、退屈な毎日だ。』

-事務所のドアが開き、新一・蘭・コナンの一家が訪問-

新一:「ちわーす。」
コナン:「こんにちは、おじいちゃん。」
蘭:「お父さん、また、昼間からお酒なんて飲んで!」

小五郎:「おう、お前ら、今日はどうした。」

蘭:「近くまで来たから、ちょっと様子見にきたのよ。」

-しばし談笑-

蘭:「近くにイタリアンのお店が新しくできたんでこれから行くところなの、お父さんも一緒に行かない?」

小五郎:「ふん、オレはいいよ。せっかくの親子3人水入らずだ。邪魔しちゃ悪いしな。」

蘭:「わかった、じゃあ、また来るね。」
コナン:「バイバーイ。」

小五郎:「おう、ちょうど酒が切れたし、買いに行くついでに、下まで送るよ。」

蘭:「もう!」

-事務所の下、反対方向に歩き出す小五郎と新一ファミリー。-
-少し歩き、ふと立ち止まり、後ろを振り返る小五郎。-
-視線の先には手を繋ぎ楽しげに3人仲良く歩く新一ファミリー。それを見て軽く微笑む小五郎。-

-少し歩いてから向かいのコンビニに行こうと道路を横切る途中、急に突っ込んできた車と衝突する小五郎。ここでパラレルワールドの小五郎(声:神谷明)と本来のアニメの世界の小五郎(声:小山力也)が入れ替わる。-

-目を開けると、病院のベッド上で寝ている小五郎。-
-ベッドの横には心配そうに小五郎を見つめる制服姿の蘭とコナン。-

蘭:「良かった、気がついたのねお父さん。車と衝突したって聞いたから一時はどうなるかと思ったけど、奇跡的にかすり傷だけですんでほんと良かった。」

コナン:「おじちゃん、大丈夫?」

小五郎:「蘭、お前、なんだその格好は? いい歳してなんで制服なんて着てんだ。それにコナン、お前いつからメガネなんてかけるようになった?」

蘭:「?」 コナン:「?」

蘭:「お父さん、何言ってるの!? 頭とか強く打ったの? 大丈夫!? それに、声がなんかおかしいような…うーんでも、元々こんな声だったような…懐かしいような…。」

-この後パラレルワールドの小五郎は、このアニメコナンの世界で過ごすことに。-
-しばらく過ごすうちに、ここが10年ほど前の世界であることや、毎日のように繰り返される殺人事件、自分が眠りの小五郎と呼ばれていること、ずっと同じ時間がループしていること、新一がしばらく行方をくらましていること etc。世界の異常性に少しずつ気付いてゆく。-

-ある日の会話。-

小五郎:「ところで、蘭、新一が学校へ来なくなって、どのくらい経つ?」

蘭:「うーん、どのくらい前だったかなぁ、そう、ついこの前だと思うんだけど。最近、色々あってドタバタしてたから。」

小五郎:「忘れてしまうほど、前か…。」

蘭:「お父さん、一体何が言いたいの? 怒るわよ? お父さん、最近、ちょっと変よ。」

-さらに過ごしてゆくうちに、自分がいつも麻酔銃で眠らされていること、コナンが新一であること、黒の組織のことなど、大体の真相にはたどり着く。-

-それから小五郎は元の世界に戻る方法を探すがなんの手がかりもないまま日数にして1年ほどが経った。(ただ、アニメの世界なので全く時間は進んでいない)-

-また、ある日、気分転換に事務所の近くを散策する小五郎。-

小五郎:『ほんとに、なんにも変わってねぇな。10年前のまんまだ。』

-すると、見かけたことのない喫茶店が。純喫茶ブルーマウンテン。-
-その喫茶店に入る小五郎。-
-店内はやや薄暗く、少し異様な雰囲気。客は誰もおらず。マスターが一人だけ。-
-マスターは原作者の青山先生っぽい風貌。-

小五郎:「マスター、ホットコーヒーたのむ。…この喫茶店、いつからやってるんだ? 最近?」

マスター:「そうですね、オープンしてからちょうど、1年くらいになりますかね。」

小五郎:「じゃあ、オレがこの街に来たのと同じくらいだな。」

-しばらく静寂の時が流れる-

小五郎:「マスター、コーヒーまだ? ちょいと時間かかりすぎじゃ…。」

マスター:「すみません。もう少しお待ちを。うちはコーヒーにはかなりこだわってるもんで。でも、まだ5分ほどですよ。お急ぎですか?」

小五郎:「いや、全く。時間なら腐るほどあるからな。」

マスター:「お客さん、亀に乗って竜宮城へ行く話、知ってます?」

小五郎:「今、その気分を味わってるところだ…。」

マスター:「亀に乗って行ったのが太郎だけでなく村人全員だったらどうだったでしょうね。全員が竜宮城へ行って、そして、そろって村へ帰ってきたとしたら、それでもやっぱり数百年の歳月がたってたコトになるんでしょうかね。村人が誰一人気づかなかったとしても。」

小五郎:「何の話だ…。マスター、あんた何者だ…。」

マスター:「あ、コーヒーできました。どうぞ」

-そして元の世界に戻る手がかりが見つけられないまま更に2年ほどの月日が流れる。(ただ、アニメの世界なので全く時間は進んでいない)-

-小五郎はもうこの世界で生きてゆくことを覚悟しかけている。そうしたあるとき、いつものように事件に巻き込まれ、コナンをかばった小五郎はビルの上から転落。ちょうど下がゴミ置き場で、ゴミの中に突っ込んで気絶。-
-この瞬間、元の世界に戻る。-

-目を開けると、病院のベッド上で寝ている小五郎。足にはギプスが巻かれ全身包帯だらけ。-
-ベッドの横には心配そうに小五郎を見つめる蘭とコナン、そして新一。-

蘭:「よかった、気がついた。もう、お父さん、全身怪我だらけなのに、家に帰るって病室から抜け出して、階段から転げ落ちて失神したって聞いて、すっとんで来たんだから、一体何考えてるの!」

-小五郎はどうやら元の世界に戻ってきたことに気付く。-

小五郎:「コナン、お前、孫のコナンだよな?」

-顔を見合わせる、新一・蘭・コナン-

蘭:「よかった、記憶戻ったのね。“オレは名探偵、眠りの小五郎だとか、お前らの結婚なんて認めた覚えはないとか、コナンは孫じゃないとか” すっとんきょうなことばかり言って、一時はどうしようかと思ったんだから。」

-目をうるませる蘭-

小五郎:「蘭、オレが事故にあってから、どのくらい経つ?」

蘭:「ちょうど今日で7日目よ。それがどうかしたの?」

小五郎:「いや、そうか。なんでもない。」

-病室に、英理(小五郎の妻)が到着-

英理:「気が付いたの、よかった。ほんと、心配ばかりかけて。あとは、私がついてるから、蘭、あなた達は、もう帰っていいわよ。」

-病室を去る新一ファミリー。-

-お茶を入れるはじめる英理-

英理:「何、ニヤニヤして。窓の外に可愛い看護婦さんでもいるの?」

-小五郎は窓の外を見ているらしい。-
-小五郎、仏頂面で英理の方を向く。-

小五郎:「何でもねーよ。バーローぉ。

-小五郎が見ていたであろう窓の外にカットに切り替わる-
-そこには楽しげに3人仲良く歩く新一ファミリーの姿が。-

-カメラが上空へパンアップ。それと同時にエンディング(胸がドキドキ by ザ・ハイロウズ)&エンドロールが流れ始める。背景は空のままエンディング&エンドロール-

⇒ 胸がドキドキ – ザ・ハイロウズ (YouTube)


テーマとしては、『作品へのアンチテーゼ』というか『お前らそろそろ現実へ帰ろうぜ』みたいなのです。

どうでしょうか…(´・ω・`)。


2014.12.27 [2014/12/27 01:23]

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